保存料無添加・無加工の天然はちみつ、国産ローヤルゼリーを販売する「株式会社サンワールド九州」

「完熟」を待たずに蜜を採取するため

蜜蜂は、集めた花蜜を蜂の巣に貯蔵すると、羽をはばたかせて花蜜の水分を飛ばしていきます。水分が抜けきって凝縮された蜜のことを「完熟」といいます。

日本では、はちみつの糖度は78％以上と定められており、これを下回る糖度の蜜は「はちみつ」として販売できません。

完熟を待ってはちみつを採取するのは時間がかかります。そこで、効率よくはちみつを採るために、完熟を待たずに蜜を採取し、加熱処理を加えて水分を飛ばして人工的に糖度を高めているのです。

40℃を超えた加熱処置が施されたはちみつは変質し、本来のはちみつにはない、独特のエグみが生まれてしまいます。

海外から輸入したはちみつなど、値段が安い商品の多くは加熱処理されたはちみつの可能性があります。

ろ過処理の際にフィルターを通しやすくするため

遠心分離機にかけられ巣から採り出されたはちみつは、不純物を取り除くためにフィルターを通してろ過されます。

水分が抜けきった非加熱のはちみつは、粘度が高くどろどろとしています。フィルターを通るまでには長い時間がかかってしまうため、効率的にはちみつを採るために、ここで加熱処理を施します。加熱されたはちみつはゆるくなるため、ろ過作業にかかる時間が短縮され、作業の回転率が上がるというわけです。

こうして効率的に採られたはちみつは、消費者が手に入れやすい値段で流通されます。これは決して悪いことではありませんが、はちみつ本来の美味しさは失われてしまいます。

輸入したはちみつを瓶詰めしやすくするため

外国産のはちみつを輸入するときの主な輸送手段は船です。海上は気温変化が激しく、日によっては昼夜で30℃以上の寒暖差が生じる場合もあります。極端な気温変化に晒されたはちみつは、一斗缶の中で固まってしまい、そのままではすぐに瓶詰めができない状態です。

自然に溶けるのを待っている余裕がないため、温風庫に入れてはちみつを溶かしてから瓶詰め作業を行っているのです。

輸送の際に気温の高い赤道付近を通過するため

船で輸送される外国産のはちみつは、低温維持装置が付いたリーファーコンテナを使用しないかぎり、38℃以下を保つことができません。気温の高い赤道付近を通過して輸入される場合、通常のコンテナでは室内が50℃以上になるため、必然的に熱が加わってしまいます。

国産で非加熱のはちみつをお探しでしたら、株式会社サンワールド九州でお買い求めください。人工的な甘さを加えていないことはもちろん、一つひとつ丁寧に手詰めした非加熱の商品です。熊本県産の純粋はちみつの美味しさを、ぜひご堪能ください。